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私の事件簿ー7

退職強要による「うつ」で労災認定

 東京の私立学校で、学校のトップたちからいじめを受けてうつを発症した職員が労災認定を受けました。決め手となったのは、ICレコーダーによる会話の録音でした。

 うつを発症した職員は、学校幹部から仕事のやり方について揚げ足取りの文句を繰り返し言われ続け、すっかり自信を失っていました。そこへ、上司である事務局長から2回にわたり居酒屋に連れていかれました。その場で職員は事務局長から「俺が学校の実権を握ったら君には辞めてもらう」などとしつこく絡まれ、さらに職員の人格や家庭についての誹謗を受けました。

 その直後、職員は学校側から正式に退職を勧奨されました。職員は「退職に応じないなら降格する」と迫られました。3人の小さな子どもを抱えた職員は泣く泣く「降格」を選びました。しかし長期間にわたっていじめや暴言を浴びたことがたたって、うつ病を発症してしまいました。

 職員は、数か月欠勤した後回復しなんとか職場に復帰しました。そして事務局長に対し「なぜ、居酒屋で自分を辞めさせるという発言をしたのか」という質問をぶつけました。

 事務局長は、職員に退職を迫ったことを認めた上で弁解を始めました。職員はその弁解の一部始終をこっそりとICレコーダーに録音して労災を申請しました。そのやり取りが決め手となってうつ病が労災認定されました。

 後日「言った」「言わない」の争いになるのを避けるため、客観的な証拠を確保しておこうと考えた職員の勝利でした。

 労災では、休業中の賃金の一部や治療費は支給されますが、慰謝料を含めた全ての損害が補てんされるわけではありません。学校を相手に裁判を起こした職員は、労災でカバーされななかった損害についても、学校から支払いを受けることができました。

2019年7月15日

 使用者の従業員に対する反訴請求が違法であるとして損害賠償を認めた横浜A皮膚科の判決が労働判例1201号68頁に掲載されました。

2019年4月25日

 ブラック産業医の判断によって復職拒否された職員2人について復職を認める最高裁判所の勝利決定の記事が、神奈川新聞に掲載されました。

2019年3月22日

 労政時報3969号に、当職が手掛けたブラック産業医事件をテーマにした産業保健判例研究会の記事が掲載されました。

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