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東京のある学校で、学校のトップたちからいじめを受けてうつを発症した職員が、このほど労災認定を受けました。決め手となったのは、ICレコーダーによる会話の録音でした。
うつを発症した職員は、Aという上司から2回にわたり、居酒屋につき合わされ、その酒席の場で「俺が学校の実権を握ったら君には辞めてもらう」などとしつこく絡まれ、さらに人格や家庭のことを誹謗されました。
この職員は、日ごろから、別のBという幹部からも仕事のやり方について挙げ足とりのような文句を浴び続けていました。
職員は、Aからも2回にわたって誹謗を受けたことでショックを受け、すっかり自信を失っていたところ、波状攻撃のように、Bから退職勧奨を受け、退職に応じるか降格に応じるか選択を迫られました。
「退職か、降格か」即答を求めるBに対し、職員は、やむなく「降格」を選びました。
しかし職員は、長期間にわたっていじめや暴言を浴びたことがたたってうつ病を発症してしまいました。
職員は、数か月欠勤した後、奇跡的に回復し、なんとか職場に復帰しました。そして、退職を強要した上司Aに対し「なぜ、居酒屋であのような事を言ったのか」という質問をやんわりとぶつけました。
上司は、退職を迫ったことを認めた上で弁解を始めました。
ところが職員は、その弁解の一部始終をこっそりとICレコーダーに録音していました。そのやり取りが、労災認定の決め手になったのです。
後日「言った」「言わない」の争いになるのを避けるため、客観的な証拠を確保しておこうと考えた職員の勝利でした。
労災では、休業中の賃金の一部や治療費は支給されますが、慰謝料を含めた全ての損害が補てんされるわけではありません。
職員は、労災でカバーされなかった損害について、学校側に賠償を請求し、全額ではありませんでしたが、ある程度の見返りを獲得することができました。
2019年7月15日
使用者の従業員に対する反訴請求が違法であるとして損害賠償を認めた横浜A皮膚科の判決が労働判例1201号68頁に掲載されました。
2019年4月25日
ブラック産業医の判断によって復職拒否された職員2人について復職を認める最高裁判所の勝利決定の記事が、神奈川新聞に掲載されました。
2019年3月22日
労政時報3969号に、当職が手掛けたブラック産業医事件をテーマにした産業保健判例研究会の記事が掲載されました。
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